「誕生日」を巡る話題

 今週の27日(水)に71歳の誕生日を迎えた。日本で生活していた時は、自分の誕生日を意識したことは殆どない。勿論他人からも誕生日についてとやかく言われた記憶もない。フィリピンでは、誕生日を迎える当人が皆にご馳走を振舞い、招待を受けた友人がお返しに誕生日プレゼントを送るのが習わしであり、私も現地の新入社員15名にケーキを振舞ったことはある。

 ところで、研修が実施された26日(火)の夕方、早めに会社に来た3名の女性の研修生から「宮崎さん、明日は誕生日ですね。おめでとうございます。」と言って誕生プレゼントを渡され、驚いた。と言うのも、私は自分の誕生日について誰にもしゃべった記憶が無い。なぜ一部の研修生が私の誕生日知っていたのだろう?と疑問が残る。ただ、せっかくのお祝い事なので、謹んでお受けすることとした。

 強いて推察するならば、Face Bookの情報に基づいているものなのかもしれない。誕生日が近づくと、Face Bookからお友達に「もうすぐXXさんの誕生日です。」とのメッセージがメールで届き、誕生日を祝うメッセージを送るよう促す。その情報が回りまわって研修生の誰かに伝わったのではなかろうか?

誕生日のお祝い

<プレゼントのロンジー>

 頂いたものはミャンマー人が日常身に着けるロンジーであった。早速身に着けてみたが、裏表を間違えたり、着付けの手順を間違えたりで、大いに苦労した。然し、はけるようになると意外とはき心地が良い。基本的には女性が身に着けるスカートと同じようなものなので、下半身の自由度が高く、至極快適である。

 誕生日当日となる翌27日には、朝から会社の電話に何通かの「誕生日おめでとうコール」がかかってきた。その中の一人が、お昼に会社にお伺いするので一緒に食事をしましょう。とのお誘いなので、了解すると、お昼に5名の男子研修生が食材とケーキ持参で現れて、料理を作り、食後にはケーキを楽しんだ。

料理を作る研修生達食事会の様子バースデーケーキ

 日本では決して味わえない、ミャンマーならではの貴重な体験となった。彼らの話によると、誕生日を迎えた人は、週末にはパゴダを訪れ仏様に感謝のお祈りをする習わしとのことであった。
 今週末は研修を受講していない3名の応募候補者の第2回目のフォローアップミーティングを計画していたため、パゴダまで足を運ぶ時間が取れなかったため、絵手紙を描き、自分で描いたパゴダに手を合わせて、71回目の誕生日を迎えることが出来たことに感謝の意を表した。

パコダを描いた手紙


2014年8月31日(日)
MyanmarDRK Co., Ltd. Managing Director
宮崎 敦夫