日本の産業用ロボットの発展経緯と将来の課題 ~製造業の質的変化との関連~
 
【講 師】
日本ロボットシステム インテグレータ協会 参与
日本ロボット学会 名誉会長 小平紀生 氏

小平紀生 氏
【講師略歴】
1952年生まれ、東京都出身
1975年 東京工業大学工学部機械物理工学科卒業 三菱電機株式会社入社
1978年 伊丹地区の研究所にて産業用ロボットの開発に着手
以後研究所にて、ロボット、FA製品の開発に従事
1992年 名古屋地区の製造事業部門に転じ、以後ロボット関連部門にて技術および事業の統括に従事
2007年 本社FAシステム事業本部主管技師長、2013年主席技監
2022年 三菱電機株式会社退職
2024年 国立科学博物館産業技術資料情報センター主任調査員
2007~2020年 (一社)日本ロボット工業会 システムエンジニアリング部会長、ロボット技術検討部会長
2009~2016年 (一社)日本ロボット学会 理事、副会長、会長、監事を歴任、2023年から名誉会長
2018年~現在 (一社)日本ロボットシステムインテグレータ 協会 参与
【著書】
産業用ロボット全史 (日刊工業新聞社 2023年)
現場発 ものづくり革新 安全は競争力(共著 日刊工業新聞社 2009年)
産業用ロボットシステムにおける安全技術の動向、システム/制御/情報Vol.64,No.11(ISCIE 2020年)
産業用ロボット市場の現状と産業用ロボットのイノベーション、機械設計Vol.64, No.1(日刊工業新聞社 2019年)
Expected Innovation in Industrial Robots, Advanced RoboticsVol.30,No.17(RSJ 2016年)
中国におけるロボットの研究開発動向について、CISTECジャーナルNo.131(安全保障貿易情報センタ 2011年)
など 
【講演内容】
1980年を普及元年とする産業用ロボットは45年を経て、全世界で毎年およそ50万台出荷される産業となった。産業用ロボットのほとんどは製造現場で活用される製造業用ロボットであり、日本の産業用ロボットの市場は製造業の質的変化を反映して変化してきた。本講演では産業用ロボットの市場と技術の発展経緯を、製造業の質的変化に関連付けて解説し、現在のロボット産業の状況を解説する。
さらにこの経緯を踏まえ、多くの産業と同様に中国との国際競争が激化するロボット産業における競争力についての問題提起を行う。

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